「フランチャイズって本当に儲かるのか」「やってみたいけど失敗しないか不安」といった悩みを持ちながら、フランチャイズについて調査を進めている方も多いことでしょう。

本記事を読めば、フランチャイズで稼ぎやすい業界や、失敗例などを知ることができます。フランチャイズを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。

フランチャイズ契約は儲かる?

ここでは、「フランチャイズ契約は儲かるのか」について解説していきます。

当然ながら「必ず儲かる」フランチャイズは存在しない

結論から言うと「必ず儲かる」フランチャイズは存在しません。フランチャイズも事業ですので、赤字になる可能性や、手元に残る利益がほとんどない状態になる可能性も十分にあります。

例えば、あなたが新しいコンビニをフランチャイズするとします。200m圏内に競合のコンビニが3つあり、立地も悪い場所に建てるとなったら、儲かる可能性は低いです。

そのため、「必ず儲かる」「失敗はしない」とは断言できません。ただし、フランチャイズの中には、成功しやすい業種、方法によっては儲かりやすいものもあるため、しっかりと見極めることが重要です。

ロイヤリティなど支払い面の負担は大きい

フランチャイズに加盟することで、ロイヤリティや月額の使用料などさまざまな支払いが必要になってきます。

ここで言うロイヤリティとは、フランチャイズ契約を結んでいる大元の会社(本部)に払う使用料です。「特許権」や「著作権」を使用する対価として払います。

例えば過去にコンビニのロイヤリティがあまりにも高く、加盟店が裁判を起こす事例もありました。ロイヤリティは売上に対して割合が決められていることが多いですが、その他の部分などの出費が痛手になることもあります。

例えば、商品の仕入れや、備品の購入、従業員の研修費などは、フランチャイズ加盟店が負担するケースが多いので注意しましょう。あまりにも負担が大きい場合は、断念して他のフランチャイズを検討するか、本部と相談して利益の出る値段設定に調整してもらうことをおすすめします。

リスクを知ったうえで儲かる方法を探すことが大切

フランチャイズをする際は、リスクを知ったうえで儲かる方法を探すことが大切です。

リスクを知らずに始めると、気付かないうちに違反をしてしまったり、競合の多い地域で商売をしてしまったりして、結果的に儲けることができない可能性もあります。

とはいえ、実際儲けている事業は多く存在するので、フランチャイズを検討する段階で「やっぱり無理なのかな」と諦めるのは早いといえます。まずは、フランチャイズという1つの「事業」のメリットとデメリットを知ったうえで、儲かる方法を探していきましょう。

フランチャイズで儲かる業界・儲からない業界とは?

ここでは、フランチャイズで儲かる業界・儲からない業界について解説していきます。稼ぎやすいと言われているフランチャイズですが、実際どの業界が良いのか分からないこともあるでしょう。

「どの業界にしようか迷っている」「儲からない業界は選びたくない」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。それでは見ていきましょう。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアのフランチャイズは、「儲かりやすい」傾向にあります。理由は、大手企業だとマニュアルがしっかりしており、また利用者も多いからです。基盤がしっかりしていて儲かりやすい反面、ロイヤリティが高かったり、24時間営業で加盟店側の負担が大きかったりといったデメリットがあります。

また、立地の影響を受けやすいのが、コンビニエンスストアの特徴です。場所も良く、人通りが多ければ、お客様が増える可能性があります。ただし、他のフランチャイズをする方も同じ考えをするので、どこで差別化を図るのかを考えることも重要です。

コンビニエンスストアのフランチャイズはどれくらい稼げるのか知りたい方は、日本フランチャイズチェーン協会が出している「コンビニエンスストア統計調査月報」を見ることをおすすめします。

ブランド品買取店

ブランド品買い取り店のフランチャイズは、「儲けやすい」といえます。なぜなら、近年ブランド品買い取りの需要が増えており、市場規模も拡大しているからです。

特に、中古ブランド品の買い取り需要が急増しており、今後も伸びることが予測されます。環境省が提供している、「データで見る消費者とリユース(平成27年度)」では、ブランド品の市場規模は約1885億と記載されています。

特に「おたからや」はフランチャイズに力を入れており、儲かりやすいと考えられます。しかし、ブランド品買い取り全般にいえることですが、初期費用が高いという面もあるので、金銭的に余裕のある人におすすめのフランチャイズです。

コインランドリー

コインランドリーのフランチャイズはどちらかというと「儲かりにくい」です。儲かりにくい理由は、主に下記3つです。

  • 薄利なので代金が回収しにくい
  • 始めやすいので競合が増えやすい
  • 競合が増えると価格が変動する可能性がある

一方で、人件費がかからなかったり、備品を揃えればしばらく交換する必要がないというメリットもあります。

儲かりにくいですが、「少しづつ確実に儲ける」場合はコインランドリーのフランチャイズがおすすめです。また、差別化を図りやすいという点もあり、最近では「コインランドリー×コンビニ」や「コインランドリー×カフェ」などのフランチャイズも見かけるようになりました。大きく儲けたい場合は、競合と差別化を図る必要がありそうです。

飲食店

飲食店のフランチャイズは「儲けやすい」です。飲食店のフランチャイズは人気であり、本部も力を入れているので儲けやすいでしょう。飲食店のフランチャイズは、ロイヤリティが低いことで有名で、加盟店にとっては嬉しい条件が提示されることもあるようです。

飲食店のフランチャイズを募集しているサイトや、説明会などもあるので、興味のある方は、コンタクトを取ってみると良いかもしれません。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングのフランチャイズは「儲けやすい」でしょう。ゴミが無くなることはこの先ほぼないので、クリーニングの需要は必ずあります。また、ハウスクリーニングのフランチャイズは、かなり始めやすいので初心者にもおすすめです。

初期費用が300万円以下に抑えられることがほとんどであるため、他のフランチャイズに比べると、かなり安いといえます。ただし、地域によっては普及していない場合もあるので、立地選びが非常に重要です。

フランチャイズに加盟するメリット

ここでは、フランチャイズに加盟するメリットについてお話していきます。加盟するメリットは以下のとおりです。

  1. 初心者でもノウハウが得られる
  2. 自分の経験が活かせる
  3. 本部や多店舗のニュースによる売上や集客の増加
  4. 集客支援を受けながら営業できる

それでは、一つひとつ見ていきましょう。

①初心者でもノウハウが得られる

メリット1つ目は、初心者でもノウハウが得られることです。フランチャイズの場合は、大元の本部から、マニュアルや経営のノウハウを教えてもらえます。

自分で経営のすべてを勉強するのではなく、企業が培ってきたノウハウを初心者でも受け取ることができるのです。

フランチャイズとして仕入れや経営方法などのノウハウが確立しているからこそ、初心者でも開業しやすくなっています。また、自分で1から勉強する必要がないことは、時間や費用面などの負担の減少につながります。そのため、初心者でもノウハウが得られるのは大きなメリットでしょう。

②自分の経験を活かせる

次は、自分の経験を活かせることです。アルバイトや前職の経験や知識を生かして仕事ができることから、自分のスキルによって収益を増やせます。

例えば、コンビニエンスストアでアルバイトの経験がある方は、経験がない方よりも知識が多く、業務についても素早く対応できるでしょう。知識がない方でも、積極的に行動する人のほうが成功しやすく、研修や説明会などの参加により知識も増やしていくことが可能です。フランチャイズを行う際には、一定の経験や知識をつけておくと、成功しやすいでしょう。

③本部や他店舗のニュースによる売上や集客の増加

3つ目は、本部や他店舗のニュースによる売上や集客の増加です。フランチャイズに加盟することで良くも悪くもブランド名の影響を受けます。もし大きくニュースで取り上げられると、自分の店舗で起こったわけでなくても集客や売り上げが急増、売上や収入が上がることもあります。

例えば、「今、○○コンビニの△△スイーツがおいしい」とテレビで報道されれば、集客や売上は増加する可能性は十分にあります。外部の力で、自分の売上が増加することは、フランチャイズの大きなメリットです。

④集客支援を受けながら営業できる

最後は、集客支援を受けながら営業できることです。自分だけでやっているわけではなく本部の力を借りられるので、広告や宣伝などの集客に時間を割く必要はありません。

その分他の仕事やアイディアを練る時間に充てられるので、売上や集客の増加に繋げられます。ゆえに、集客支援を受けながら営業できるのは大きなメリットといえます。

フランチャイズによくある失敗例

ここでは、フランチャイズによくある失敗例を見ていきましょう。失敗例を見ることで、自分が運営する際に、気を付けなければならないことが分かるはずです。

今回紹介するのは、以下の3つです。

  1. 加盟料金の安さに始めてしまった
  2. 企業が提案する収支モデルが実際よりもやや多めに見積もられていた
  3. 競合避止義務

それでは見ていきましょう。

加盟料金の安さに目が行ってしまい始めてしまった

ひとつ目の失敗例は、加盟金の安さで始めてしまったことです。加盟金が安いと、「加盟金が安いから、儲かりやすそう!」と思うかもしれませんが、注意が必要です。

加盟金が安くて契約をしたら、ロイヤリティがとても高く、広告費も加盟店が負担するなどの失敗例があります。

加盟金の安さに目が行きがちですが、契約後のランニングコストにも気を遣いましょう。後々気付いても後の祭りですので、加盟契約を結ぶ前に、しっかりと理解しておくことをおすすめします。

企業が提案する収支モデルが実際よりもやや多めに見積もられていた

企業が提案する収支モデルが、実際よりも多めに見積もられるケースもあります。企業側は、フランチャイズをしてほしいので、収支モデルをより良く見せるために、見積もりを多めに記載する可能性があるのです。

フランチャイズの契約書にサインするときに、企業が提示する収支報告モデルの裏付けができていないとあとで後悔するので、注意が必要です。

競合避止義務に対する理解

ノウハウなどの流出を防ぐことを目的に、競合避止義務というルールを設けている会社がほとんどです。競合避止義務とは、加盟契約が終了した後は、一定の期間、類似した事業を行ってはいけないというものです。

例えば、ブランド品買い取りのフランチャイズから独立して、似たような買い取り事業をすることは禁止というわけです。過去には、競合禁止条項を破り、違約金を払うことになった事例もあるので、注意しましょう。

将来自分のお店を持つためにまずは同業種のフランチャイズに加盟する、となると将来設計が崩れる可能性があります。トラブルを避けるためにも、競合避止義務についてしっかりと理解しておきましょう。

フランチャイズで儲かるためには業界を見極めることが重要!

ここまで、儲かるフランチャイズ業界とそうでない業界を解説いたしました。「絶対儲かる業種」はありませんが、儲かりやすいフランチャイズはあることが分かっていただけたはずです。まずは業界研究をしてみることをおすすめします。

また、フランチャイズならではの失敗例を元に、事前に気をつけるべきポイントも紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。